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2007年3月 8日 (木)

本紹介 「生活にあわせたバリアフリー住宅Q&A」

前回ご紹介した「定年前リフォーム」の著者溝口千恵子氏が、理学療法士の加島守氏と

住宅改修という建築上の問題だけでなく、生活を継続していく上で必要なことを見極めるための道筋となる考え方を、建築士と理学療法士の視点でまとめてみた

一冊である。

 「生活にあわせたバリアフリー住宅Q&A」  溝口千恵子・加島守 著  ミネルヴァ書房

  • 序章 バリアフリー住宅と介護保険制度の活用

介護保険料は給料から天引きされているものの、身近に介護が必要な家族がいない場合、どういった時に、どういうことに使えるのかは全く または 漠然としかわかっていない方がほとんどであろう。 序章では、介護保険制度がどういうものか と 介護保険制度を利用しての住宅改修について、どこにどう相談すればよいのか どういう業者に頼めばよいのか ということを解説している。

  • 第1章 障害に合わせた住宅改修

障害はひとそれぞれ。 その障害にあわせた住宅改修を行わえば、その人のQOL(生活の質)を上げることが可能である。 第1章では、やってよかったと実感できるような改修をするためのコツと具体的な手法を紹介。

  • 第2章 健康な、いま建てるバリアフリー住宅

いまのところ元気だから、いきなり障害に合わせて改修云々といわれてもピンとこないんだよね。 なアナタに是非ご覧いただきたい。 いまは元気な人が、将来を考えてバリアフリー住宅を計画する際に、先々どんな状況となっても対応できるような住まいの枠組みを考えるポイントを紹介している。

例えば

 * 建築基準法で決められた床の高さを確保した上で、段差を解消するにはどうしたらいいですか。 

 * すべりにくさを考えて室内と屋外の床材をえらぶときのポイントを教えてください。

 * トイレはどの程度のスペースを考えればいいですか。

 * 高齢者にとって入りやすい浴槽や設置上の注意点を教えて下さい。

などなど、階段・エレベーター・トイレ・キッチン・風呂・洗面・寝室・収納・内装・照明・電気設備・緊急通報設備 について 高齢者の特性をふまえた解説をイラスト入りで分かりやすく解説。

リタイアした後も、ずっと住み続けたい家にしようとバリアフリーリフォームを計画中の方に、ご一読いただきたい。 ただ、第2章は 建て替え(新築)や大がかりなリフォーム向けの情報が多いので

 「ここまでは経済的にちょっと・・」

とお感じになる方も多いことだろう。 その場合は、第2章から読んでから第1章に戻ると

 * 古い家屋の浴室に手すりをつける方法

 * 畳の部屋の立ち座りを楽にする方法

 * 浴室と洗面・脱衣室の段差を、大がかりな改修をせずになくす方法

 「ほぉ~ こんな手が使えるのか」

と ほっとできることであろう。 ”無理せずリフォーム”も大事である。

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