入院 そして 牢名主?登場
「さきほど お父様の方にお電話したんですけど、お留守みたいで・・」
入院窓口で書かされた書類の緊急連絡先には、私の電話番号を書いた。 だからうちに連絡がきた というわけ。
「ちょっと買い物に出てるだけだと・・」
「それで、明日なんですが、入院できますでしょうか?」
「多分大丈夫だとは思うのですが、念のため父に確認して 折り返し電話いたします。」
30分ほどして電話してみると、すぐに父が出た。
「え? 明日かいな。 ・・・早すぎるなあ」
入院グッズの準備は進んでいるものの、心の準備がまだらしい。
「でも ’ベッドが空いた’ ってことはきっと、’はよ検査し’ ってことやで。 明日入院しちゃったら」
「そうかな~?」
「それはそうと、玄関灯はどうなったん? 修理来た?」
「おう、電器屋さん今日来てくれはってなあ、やっぱもう寿命らしいわ。 新しいのがお店にあったからって スグに付け替えてもらったんや。 ちゃんと動いとるで。」
リフォーム後のウインドウエアコンの取り付けの時にもお世話になった地元の電器屋さんだが、その時は合う部品がないとかで 何回も何回も足を運んでもらった。 それが今回は一発で修理完了! ・・・ということはやはり、 ”さっさと入院すべし” という天の啓示だろうと私は勝手に解釈した。
とまどう父を説得し、翌朝入院。
病室に通され 担当のドクターが来るのを待っている間 看護師に渡された書類を書くのに 6人部屋の真ん中のベッドということもあり 父と小声話していたら
「コソコソ話されたら 何言われてるか気になってかなわん! 普通に喋ってや」
出た! これが噂に聞くアレか。
しかし常識的に考えて、カーテン閉まってる(=寝てる or 具合が悪い)ベッドが二つもある状況では、普通にしゃべる方が迷惑なんじゃないの? な~んて思っても
「すみませ~ん」 (ニコッ)
触らぬ神に祟りなし である。
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