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2007年8月31日 (金)

気管支ファイバースコープ

月曜に 「CT」 「尿・便・痰」 「心電図」 「エコー」 の検査をした父は、体をゆっくり休めるために火曜は検査なし。 そして水曜、ついにこの検査入院最大の山場 「気管支ファイバー」 の検査を受ける。

この検査は、レントゲンに映っている 謎の影の所まで管を入れ、、直接細胞を取る というものである。

 「気管支ファイバーでうまく細胞取れなかったら、体を切って 外から取り出すしかないんでが、お父さんの場合は 影の部分が 背中から見ると ちょうど肩甲骨の向こう側にありましてね~ 外科的に取り出すとなると おおごとになってしまうんですよ」

と初診で診察していただいたD医師から説明を受けていた。

しかも入院当日 ”検査中に万が一のことが起こっても・・・云々」という書類にサインをしたのもこの検査。  ”無事に 一発で 謎の細胞が取れますように!” と祈らずにはいられない。

 「検査の時間はなあ、朝にならんと わからんらしいわ」

 「じゃあ 時間決まったら、電話ちょうだいよ」

と前夜 父と話したのだが、電話はなかった。

 「も~ また 忘れてる!」

面会時間は12時から。 検査が午後なら1時から。 それに水曜日は、子どもが学校から早く帰ってくる日。 私は子どもの帰りを待って、病院に行くことにした。

病院に着いたのは午後3時ごろ。 病室に入ると

 「おう ちょうど 麻酔が切れたとこや」

喉に局所麻酔をかけて口から管を入れるのだ。 検査の後は麻酔が切れるまでは大人しくしていないといけない。 

 「さっきまで ふわふわ しとってんけどな」

 「で、大丈夫やったん?」

 「うん。 お隣の○○さんにな むせない方法を教えてもらっとったから 楽に受けれたわ」

お隣の○○さんとは、入院した日に 「コソコソ喋るな!」 と言われた、牢名主さんのことである。

あれ? もしかして、牢名主さんって 意外と いい人!?

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2007年8月21日 (火)

庭の手入れ

雨で道路に張り付いた落ち葉を掃除した翌日は、朝から雨。 私は傘をさしたまま落ち葉掃除に勤しんだ。

 「植物は二酸化炭素を酸素にかえてくれる」 

 「地球温暖化防止には、ミドリが必要」

 「この木 なんとかして~! とか 思たらアカン・・・」

と三段論法が頭の中をぐるぐる。 しかしついついため息がもれてしまう。

父曰く、お隣は社宅だそうで、悩まされている落ち葉製造木も、今住んでいる人が引っ越してきた時には すでに庭にあったそうな。

 「お隣の奥さんは気にしてなあ 高枝切り鋏で切ったりしてるんやけど、女の人やから力ないし、それに上の方は届かんやろ」

見かねた父が、一度その高枝切り鋏で かなりの枝を切ってあげたそうなのだが、所詮は素人仕事。 あっという間に元の通り。

 「植木屋さんに頼んだらいいのに」

 「それがなあ お隣のご主人が こういうことに無頓着らしくてなあ お金かけたくないみたいなんや」

しかし迷惑は、しっかりとかかっているのだ。 

こういう話を聞いたことがある。 そこはマンションだが、ガーデニング好きなご一家がいて、庭にはいろんな植物を植えていたそうだ。 ところが転勤で引っ越すことになり、その庭付きの1階の部屋を人に貸すことになった。 しかしそこに賃貸で入居した人は、そちら方面にまったく興味がなく=手入れをせず、草木に雑草伸び放題、庭は荒れ放題。 ついには害虫が大発生してマンション中の大問題に。

 「庭は放っておいてもらって いいですから」

といわれて入居した賃借人に責任を問うこともできず、困ったそうだ。

植木屋を頼めばお金がかかる。 もちろんこれは理解できる。 しかし、放置して近所に迷惑をかけている という現状もわかってほしい。

 「今日はもうサイテー 雨のなか傘さして落ち葉掃除してきてんで」

と、父にぼやく。 できるだけ明るく。

明日はこの検査入院最大の山場、気管支ファイバーが待っている。

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2007年8月14日 (火)

隣の落ち葉

昨日父が病院へ戻る前に点けていった電気を消して・・・、今日は持って行く洗濯物なかったかな・・・、と頭の中で今日やること を整理しながら自転車でおうち(実家)に向かっていた私は、最後の曲がり角をまがった所で

 「なんじゃあ こりゃあ~!?」

心の中で叫んでしまった。 何故なら、おうちの前が というより おうちの前だけが 落ち葉だらけだったからだ。

おうちは駅に向かうメインロードに面して建っている。 ’たばこのポイ捨て’の被害は日常茶飯事だ。 なので、病院に行く前にやることリスト の中には、「玄関前の掃除」も当然のことながら入っていた。

しかし、一体この大量の落ち葉はなんなのだ。

おうちは三叉路の角に建っている。 車一台がやっと通れるような幅の道を挟んだお隣は、庭がその道に面した作りになっていて、道を半分以上覆うような大きな木が一本 生えているのである。

 「ああぁ、そうやった、昨夜は小雨交じりの強風で・・」

お隣の奥さんも気兼ねして、その細い道(おうちの横)に関しては うちのほうまで掃除してくださっているそうなのだが、問題は駅に向かうメインロード側だ。 

おうちの玄関はメインロード側にある。 葉っぱはメインロードにも、細い道にも平等に降るのだが、細い道の方はお隣の奥さんが掃除してくれるため、 手つかずのおうちの玄関の前だけが落ち葉だらけ という不思議な状況になっていたのだ。

ご近所の掃除の行き届いたメインロードの中に、落ち葉だらけの場所が一箇所。 これは目立つ。 掃除してない=留守 というのが丸わかりである。 スグに掃除せねば! なんたって父の入院は、シークレットなのだ。 

雨は上がっていたとはいえ、下はまだ濡れている状態。 落ち葉がくっついてなかなかとれない。 はぁ~まいった。

なんとか片づけ、病院で父に愚痴って 「やれやれ、子どもが帰って来る前に自宅の掃除もしなきゃ~」 などと思いつつ戻ってきたら、またもや大量の落ち葉・・・。

 「なんで うちの方にばっかり落ちてくんねん!」

風向きばかりは、どうにもならない。

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2007年8月 7日 (火)

入院快適グッズ

土曜の朝食を病院で食べた後、父はおうちに”外泊”することになった。 自覚症状や体調不良が全くない父は、病院で朝食をとった後 一人電車で帰ってきた。

できるだけ片づけといてよ~ と 指令を出していたので、冷蔵庫はスッカラカンである。 帰ってきた頃を見計らって、電話をかけてみた。

 「何か、食べるもん ある?」

 「おう、帰りに駅前のスーパーで 適当に買ってきた」

よしよし。

とはいえ、新聞がないのは退屈だろうと 午後、おうちに行くことに。

 「あのなあ なんか 小さいお盆 みたいなん ないか?」

 「お盆? 何のせるん?」

 「ほら、食事の時 食堂にいくやろ。 そん時に、コップとかお箸とかをな・・」

食事は ”ベッドで” or ”食堂で” をチョイスできるシステムになっている。 そこそこ元気!?な患者さんはみんな、食堂でいただいている。 父はもちろん 食堂組である。

 「他の人みとったら、お盆みたいなんに乗せとるんや。 ありゃ便利そうや。 さっきちょっと探してみたんやけど、ええ大きさのが のおてなあ」

 「そういうのやったら 100均にあるんとちゃうかな?」

 「そおか。 そしたら 後で行ってみるわ」

100円で、少しでも快適な入院ライフが送れるなら 安いもんである。

担当医から

 「検査の結果次第で 入院が長引くかもしれませんので、血圧の薬を多めに持ってきておいてください。」

と外泊前に言わた父は、血圧の薬を忘れずにカバンに入れ、門限の日曜午後3時に間に合うように病院へと戻っていった。

月曜から本格的な検査が始まる。 そして私の病院通いも。

と思ったら、病院に行く前に 想定外の大仕事が待っていたのだ。

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2007年8月 3日 (金)

担当医の説明

 「担当医から説明がありますので、先生がお越しになるまでお待ちくださいね。」

とナースから言われれば、書類を書き終わったところで 売店へ買い物に行くわけにもいかず 隣の牢名主の視線を感じつつ ベッドで待機。

 「コソコソ喋るな」

と言われたので、極力フツーに喋りながら、荷物を出したり 引き出しの整理をしたり 入院案内を読み返したり・・・

 「お待たせしましたねえ こちらへどうぞ」

と呼ばれるまで、やけに長く感じたものだ。

担当医と初顔合わせをした。 というのも、外来で診察してくれたK医師はあくまでこの部門の責任者。 ここから先、直接父の担当となるのは別の医師。 これからは担当医の L医師 とコミュニケーションをとることになる。

L医師の説明を要約するとこうだ。

 ・月曜に造影剤を注射してのCT、水曜に気管支ファイバーをする。

 ・不整脈があるのが心配だが、気管支ファイバーで細胞をとるときに出血したら怖いため アスピリンを土曜の朝からとめる。

 ・ただし、血圧の薬はのんでおくように。

 ・水分を多めにとり、安静にしておくこと。

CTと気管支ファイバーを二日連続でしないのは、年齢を考慮して ということだった。

ここで私は はたと気づいた。

 「あの~ 土日って検査とか あるんですか?」

今日は金曜日である。

 「いえ、基本的にはありません。」

 「そしたら 外泊って できますか?」

 「そうですね~ お父さんの場合、特に咳とかしんどいとかもないようですし、外泊してもらっても大丈夫ですよ。 でも お一人暮らしということですし、ここにいれば食事の心配がいりませんし・・・ どうしましょう?」

選択権は父にある。

 「外泊しますわ。」

即決。 食事の心配はいらないだろうが、隣に気を遣うのがイヤらしい。

 「だったら 月曜入院 にしてくれたらよかったのにねえ」

とベッドに戻ってグチっていたら、責任者のK医師がのぞきに来た。

 「入院しないと検査の予約ができないんですよ。 ははは」

あの~新聞、止めてきたんですけど。

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