隣の落ち葉
昨日父が病院へ戻る前に点けていった電気を消して・・・、今日は持って行く洗濯物なかったかな・・・、と頭の中で今日やること を整理しながら自転車でおうち(実家)に向かっていた私は、最後の曲がり角をまがった所で
「なんじゃあ こりゃあ~!?」
心の中で叫んでしまった。 何故なら、おうちの前が というより おうちの前だけが 落ち葉だらけだったからだ。
おうちは駅に向かうメインロードに面して建っている。 ’たばこのポイ捨て’の被害は日常茶飯事だ。 なので、病院に行く前にやることリスト の中には、「玄関前の掃除」も当然のことながら入っていた。
しかし、一体この大量の落ち葉はなんなのだ。
おうちは三叉路の角に建っている。 車一台がやっと通れるような幅の道を挟んだお隣は、庭がその道に面した作りになっていて、道を半分以上覆うような大きな木が一本 生えているのである。
「ああぁ、そうやった、昨夜は小雨交じりの強風で・・」
お隣の奥さんも気兼ねして、その細い道(おうちの横)に関しては うちのほうまで掃除してくださっているそうなのだが、問題は駅に向かうメインロード側だ。
おうちの玄関はメインロード側にある。 葉っぱはメインロードにも、細い道にも平等に降るのだが、細い道の方はお隣の奥さんが掃除してくれるため、 手つかずのおうちの玄関の前だけが落ち葉だらけ という不思議な状況になっていたのだ。
ご近所の掃除の行き届いたメインロードの中に、落ち葉だらけの場所が一箇所。 これは目立つ。 掃除してない=留守 というのが丸わかりである。 スグに掃除せねば! なんたって父の入院は、シークレットなのだ。
雨は上がっていたとはいえ、下はまだ濡れている状態。 落ち葉がくっついてなかなかとれない。 はぁ~まいった。
なんとか片づけ、病院で父に愚痴って 「やれやれ、子どもが帰って来る前に自宅の掃除もしなきゃ~」 などと思いつつ戻ってきたら、またもや大量の落ち葉・・・。
「なんで うちの方にばっかり落ちてくんねん!」
風向きばかりは、どうにもならない。
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