KURE551
「こんにちは~ ご無沙汰しております。」
リフォーム工事の現場監督、O島さんがやってきた。
「お忙しいのにすんません。 どうもね コレが重いんですわ・・」
父と二人で解決できなかった引き戸のトラブル。 困ったときはプロに頼め!ということでN本工務店に連絡。 O島さんの登場とあいなった。
「コレ はずして みました?」
「い~や~ ワシも娘もやってみたけど、取れんでねえ」
という父の言葉を最後まで聞くか聞かないか という早さで O島さんは引き戸を ひょいっとはずした。
「やっぱり はずれるんや~」
私の言葉ににやりとしながら、取り外した引き戸を横向きに置き、懐中電灯で照らす。
「あぁ ここに ホコリが溜まってますねえ」
引き戸のコロの部分のホコリを、工具で手際よく取ってくれた。
”ワシ、ちゃんと掃除しとる” という父の主張通り 床の溝はキレイなのだが、なんでコロの部分にこんなに? と思うほどのホコリである。 工事終了後2年3ヶ月分のホコリ・・・ キレイに掃除をしても入り込んでくるとは、かなわんヤツである。
O島さんは車に戻って、スプレーを取ってきた。
「そっかぁ 滑りが悪くなったら、そういうの使ってもいいんですね。 KURE551 」
「・・・・・・」
しまった! 間違えた。 誰かつっこんでぇや
1秒が永遠にも感じる。 こうなったら自分で・・
「あ、ちゃうわ。 5-56 や。 551 は、蓬莱の肉まんやん」
「そやそや、 551は蓬莱や わはは」
父、大受け。 一人ボケつっこみ、なんとかセーフ!?
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